2017年12月9日土曜日

ちょっと、お知らせ、、、

展示会へ来て下さった皆様大変ありがとうございました。

もう仕事場へ帰ってきて数日が経っており、このままではまた一ヶ月に一回のブログ更新になってしまいそうなので、ちょっと作品紹介を兼ねてのお知らせです。

今回のブログのお知らせというのは、、、、、京橋のgalerie nonさんに何点か作品を置いてもらえる事になった、、、という報告なのですがこのgalerie nonさんの説明がちょっと難しいのです。

ショップサイトを見る限りではオシャレな雑貨などを扱うお店という感じなのですが、実際にお店へ伺った印象は雑貨のお店というよりはアートと古物と洋服とちょっと本と数枚のCDと何となく説明が難しい小物みたいなものなどと雑貨を扱うお店、、、、なのです。

説明が難しい、、、、

もう少し分かりやすく説明すると、

京橋の骨董通りにあるお店で、たくさんの骨董店の延長線上の雰囲気で本当は骨董店ではないのだけれど何となくイイ感じで気づいたら何か買ってしまっていたという感じのお店、、、、なのです。

とりあえず説明が難しいので、実際に行って見ていただけたら、、、と思います。


京橋界隈へお越しの際はgalerie non京橋店へ立ち寄ってみて下さい。


galerie non京橋店。西荻店には作品を置いてないので、ご注意を。

正面ファサード。

店内は説明が難しい物が並んでいる。
白い石みたいなやつは、なんだろう。

温度計は売り物なのだろうか、、、

これは、、、、絵描きだ、、、、

この手の皿もgalerie nonさんに並んでいます。

スモークチーズだと2キレイケる。

4キレだった。スモークチーズ4キレ訂正。
ウイスキーは安いヤツです。

2017年11月24日金曜日

だって、作りたかったんだもん。


空想上のアフリカ。



今日も作品紹介です。


本当はこういった物は画像を見せることすら恥かしい、、、のですが、

作ってしまったので紹介します。

制作のプロセスとしては、前回紹介の茶葉を掬うスプーンを作っていてモチーフとして空想上のアフリカをイメージし、スプーンを作っていました。

なん本かスプーンを作り続けてゆくうちに、スプーンという実用性に造形が制限されているような感じがしてきて、造形として何ものも制限の無いところで空想上のアフリカ、、、をやってみたくなり制作しました、、、、、。


どうなのでしょうか、、、、、、

これも、展示会用のアイテムです。

11月29日~12月5日まで、
二子多玉川高島屋 本館5階 器百選

相田漆工 二人展

来週からです、、、
どうぞよろしくお願いいたします。

意外とぺらっとしてるので自立させるために、

台を作った。

台はなるべく華奢な感じにしたかった。

裏側。

黒っぽいのも作った。

裏側。

こんな感じのです、、、、

2017年11月23日木曜日

相田啓介:爆弾漆始末記

前回、爆弾漆の由来などを述べましたが、実際にそれを使用した体験や感想などを書き連ねてみたいと思います。

70数年前の漆を、いくら何でもそのままそれ一本で使うことは出来ないので、手持ちの漆と(爆弾漆)4:6(手持ちの漆)でまぜあわせました。爆弾漆は乾き出し乾き始めが大変早く、刷毛目も残りフシ(チリ)を上げた跡も残ってしまう厄介なものでした。そして、下手に湿気を与えすぎると白く焼けてしまう、気難しい漆だったのです。
 
しかしその強さ、肉持の良さなど第一級のものですので、何とかしたいと思いました。
手持ちの漆を混ぜようが、その強烈な個性が際立ち、そして主張してしまうのです。
多分、初鎌漆(6月ごろに採取する大変乾きの早い漆で通常は精製漆にしない)をかなりの分量の割合で混ぜ合わせて「くろめ」てあると思われました。
どんな条件の下でも乾くのは、軍需用漆として当然の事なのでしょう。10数年前に、別の爆弾漆を使用していた知人も、やはり同じ様な特性の漆であったとのことでした。60年前の漆にしては粘度が低く、その点では使いやすかったそうです。

現在生産された漆が60~70年後に同じ様な漆として使用できるかどうか分かりませんが、言えることは今の漆は細い若木の漆であり、70年前の爆弾漆は多分年数を経た太い木の漆が主体ではなかったかと思っています。今の若木の盛り漆(いちばんよい時期に採取した漆)は粘度が大変低く「サラサラ」といった感じで大変使いやすい漆ですが肉持ちなどはそれほどでもありません。太い木の漆は肉持ち強さ共に良いのですが、少し粘りがあります。爆弾漆が70年前どのような漆であったのか今は知る事が出来ません。想像してみるだけです。
たとえばウイスキーやブランデーやワインなどは60~70年物ともなれば大層なものですが、初期の品質が良くなければそれだけの年数には耐えられないそうです。
漆も元が良くなければ、それだけの年数には耐えられません。
この爆弾漆を何とか使いこなすのには「くろめ」直しをしてみる他に手は無いと考えが及びました。

漆の「くろめ」(精製)とは漆に熱を加えながら攪拌し、ゆっくりと漆の中の水分を抜く作業の事です。精製漆(くろめ漆)は、特に日本産漆の場合は年数の経過と共に空気中の水分をわずかですが取り込みます。その結果乾きが速くなり刷毛目が立ちやすくなりうまく塗れなくなることがあります。もう一度水分を抜く、つまりくろめ直しをすれば良いのですがあまりお勧めは出来ません。枯れこみ、つまり固まり方がおそくなりわずかに粘度も高くなります。

今回はくろめ直しがうまくいったようです。塗りやすいという程では無いとしてもなんとか使いこなせる程にはなりました。ただし厚塗りは厳禁です。
うまく塗り上がったこの漆のこっくりとした深みのある塗り肌は格別なものでした。
この様な骨董品とも言える漆を塗ってみて、また一つ漆の奥深さを知ることが出来ました。
今度の二人展にその一部を展示する予定です。このような年代物の漆のすばらしさを多くの人に感じ取って頂きたいものです。


バクダン漆で塗り上げたお椀。



裏側。




11月29日~12月5日まで、
二子多玉川高島屋 本館5階 器百選

相田漆工 二人展

よろしくお願いいたします。

2017年11月21日火曜日

がんばって更新。

今回も作品紹介。

ガラスのドームとスプーン4本。


今回も作品紹介なのですが、新しい試みのガラスのドームとスプーン類の紹介です。

ガラスのドームは(19~20世紀 位か)アンティークのちょっとイイ感じのものが手に入ったので、それに台座を付けて小物入れに仕立ててみました。

フランス製らしいのですが、食べかけチーズなどにかぶせておく、、、というドーム(詳しい名前を忘れた)なのですが、漆の質感とガラスは意外と相性が良い、、、、と思いました。

いろいろ迷ったのですが、ガラスドームも今回の展示会に持って行くアイテムにしました。どうぞよろしくお願いいたします。


11月29日~12月5日まで、
二子多玉川高島屋 本館5階 器百選

相田漆工 二人展



台座裏面。朱に塗ってみた。

中は黒。

意外と小さいので、、、

小物入れ、、、

前回も紹介した茶葉を掬う匙。

白っぽい物も制作した。

2本並べて。


どうぞよろしくお願いいたします。

2017年11月12日日曜日

ニッチなハチ

栃の鉢。

今日も作品紹介です。

この鉢はもともとサラダボールに、、、と制作したもので、
拭き漆で仕上げることで野菜がすべらないでキャッチできるかも、、、。
と作ってみたものです。

しかし、栃材の木肌が綺麗だったので、食材がキャッチしやすいかどうかよりも、
美しさを優先させ、数十回拭き漆をしてサラサラに仕上げてみました(←表現が難しいので便宜上のサラサラ、ツルツルといよりサラサラだと思う)。

11月29日~12月5日まで、
二子多玉川高島屋 本館5階 器百選

相田漆工 二人展

よろしくお願いします。


ラフランスだと、2個いける、、、


裏面はバクダン漆を塗付した。

前に作ったやつと並べてみる。



こっちは裏面も拭き漆。栃材。


作品紹介だけ、、、、なのですが、、、、、。

2017年11月10日金曜日

展示会の、、、、

人面ボタンの皿、、、。

今日は今月末の展示会に持って行くアイテムの紹介です。

本当は製作準備も含めて出来上がる前に製作工程順に少しづつ、これは昨日塗り上がりました的な感じで紹介したいのですが、マメにブログ更新出来なかったので、今日纏めて紹介となってしまいました。

一応、今回の展示会オシャレっぽい売場なので製作時はオシャレ感を意識して制作していました。しかし意識し過ぎたのか、出来上がってこうやって眺めているとちょっとそういった感覚にはほど遠い、、、ような気がします。

しかし、バクダン漆のおかげもあって、クオリティーはそこそこ出たような気がします。


11月29日~12月5日まで、
二子多玉川高島屋 本館5階 器百選

相田漆工 二人展

どうぞよろしくお願いいたします。


 





ちょっと前に出来あがった長皿、、、長さ38cm

裏面は堅地なので、結構綺麗に上がった。

前回紹介した、空想のアフリカスプーン。




、、、、という感じです。


また、数日後作品を紹介いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

2017年10月24日火曜日

だんだんダン族的な。

展示会のDM。玉川高島屋本館5階 器百選 11月29日~12月5日まで。


今日のブログはSNS等の画像を纏ただけ、、、、なのですが、
ここ数週間の制作分のスプーンの紹介です。

この手のスプーンは最初茶葉を掬う為にと薬壺(茶壺)とのセット品だったのですが、入門編的な感じで一本売りもしてみようと今回の展示会用に作り足すうちに、いろいろと創作意欲が湧いてきて気が付いたらこんな感じのバリエーションになってしまいました。

最初のイメージとしてはアフリカのダン族のスプーンが制作のヒントになっていて、そういった未開地の創作物のイメージを意識して制作しました。

しかし、この未開地の創作物のイメージというのがなかなか厄介で、フォルムを面白くしよう、とか美しい形にしよう、、、などという邪念がよぎるとどうしても現代人的な造形になってしまって上手く行かないので、なるべく淡々と作っていく、、、というのが製作の上でのちょっとしたコツです。

意外と簡単そうでなかなか手強い、、、、造形ですが展示会用に纏めて出すことが出来たら、と思っています。





作り始めはこんな感じの実用的なものを意識した。

割と地味な感じになった。

拭き漆でサラッと仕上げるので、茶葉も映えると思う。

ちょっと製作の時系列に画像が並んでいないのですが、

糸を付けるタイプも作ってみた。

直近のもの。作り慣れてきたら結構きわどい感じの線も出せるようになった。

きわどい系2本。

昨日までの制作分。これで全部。



淡々と作っている割にはなかなか量ができない、、、といった感じです。