2017年5月31日水曜日

人面ボタンで考え中。

ふるさと工人祭りに持って行く顔面ボタンと鉈目の皿。

今日で5月も終わり。

今月は、というかここ数カ月このブログが一月の間で2回程度でしか更新できていないので、今日はそんなネタというネタがない状況の中無理に更新してみようと思います。

本来ならまだ室から出せない状態のスプーン色々の制作目的やその制作の変遷を書いてみようと思っていたのですが、未だ漆の硬化の具合がいまいちなので、先週からずっと紹介し続けている人面ボタン(今回のクラフトフェア用アイテム)の紹介、、、、、をしたいと思います。


皿に盛る。


 この人の顔のボタンは制作当初6月の工人まつりに持って行く子供向けのアイテムと考えて作っていました。
が、しかし作り続けていくうちにどんどんリアリズムを追い求めるようになって、最終的に写真の様な雰囲気になってしまいました。
若干グロテスクな風合い、、、、なのですがそこは使い方でカバー出来たら、、、、、と思っています。

人面ボタンをお菓子に見立てて置いてみた。

彫刻刀の痕はいろいろ、制作時のその日の気分で変わってしまった。

裏面

文庫本が乗るサイズ。

人面ボタンの使用例。圧倒的なリアリズムが逆にカワイイ。

2017年5月22日月曜日

ブログのマメ知識。

6月10~11日三島町ふるさと工人祭りに出店。どうぞよろしくお願いいたします。



封筒印刷用版木。


素晴らしいブログとは何か。美しいブログとは何か。
こういった事を突き詰めて考えた場合、言葉が媒体である以上ブログというものはその文章がいかに美しくよどみなく流れるように書かれているか、、、、ということが重要な要素なのだろうと思われます。
より端的に言えば日本語というものを駆使して美しい表現で何事かを説明する、、、ということがこのブログという表現方法の「核」となっているのだろうと思われます。それらの中心部分を効果的に引き立てそしてその表現自体に深みを持たせる為の決定的な要素は何か、、、、。

それは熟語の使い方にあるのだろうと思われます。
名だたるブログの書き手は皆熟語の巧みな使い手です。
そういった熟語のスペシャリスト達のブログはタイトルだけみても「逆光手帖」や「青蓮亭日記」、、、、と熟語の完成度の高さをうかがい知ることができます。更にその1日分のブログの内容の説明に使われる熟語の数は容易に数え切れないほどで、その全てが固く強固な熟語なのです。
そういったブログは歌い出しからサビまでほぼ全ての意味の繋がる部分は固い熟語を踏んでいる、、、といった感じで、熟語というものがただの言葉遊びには終わらない芸術的表現なのだという根本的なヒューマニズムを直感することができます。

熟語を踏む事はブログ表現には大切な要素なのかもしれません。

という事で今日は6月10~11日に開催する三島町ふるさと工人祭り用に昨日摺りあげたDM、というか版画の写真。のブログです。


DM用版木。

今回はなんとなく赤っぽくしてみた。

これが刷り上がり。

なんとなく意味不明感あり。

タロット占い的にシャーっとしてみた。

封筒に入れて送る。

封筒の版木。

クラフトフェア用の新アイテム人面ボタン。

どうぞよろしくお願いいたします。

2017年5月15日月曜日

来たるべき言葉が来た場合

奈良大学紀要の論文



先日、、、、といっても10日以上前なのですが大変お世話になっているMさんからある論文が届きました。

「漆工とは、工芸とはー明漆会と漆工複合体」
と題された論文です。

明漆会とは父親啓介も参加していた漆工の勉強会のグループで、今回いただいたMさんの論文はその明漆会の観念や活動記録を活字にする、、、、ということに重点が置かれているのです。
以前ご本人から個人的な視線を排除してなるべく客観的に明漆会の事を文章にしたい、、、、というような事を聞いていました。

今回の論文はその言葉通り、客観的かつスッキリとした時系列に沿って静かに事々の全てを書いてゆく、、、様な感じを受けました。
それでも、姫田さん(民族文化映像研究所)が明漆会に合流してからの活動は映像というより現実的な記録媒体があるのと会自体が一番活気付いていた事もあって筆圧も強く白熱して読むことができた、、、、などと感じました。

こんなに克明な論文を一般に読むことができるのかどうか分かりませんが是非おススメの論文なのです。皆様是非。

というのと、来月6月10~11日に去年も参加した会津三島町のふるさと工人祭りに今年も出店することになりました。

どうぞよろしくお願いいたします。




論文の内容はとても美文。

美しい文章。

客観的だし分かり易い、、、

大変ありがとうございました。

会津三島町ふるさと工人祭りに持って行く新アイテム。フェイスボタン。

絶対にカワイイ。お気に入りのシャツなどに付ける。

Mさん大変ありがとうございました。