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甘味の大道。 |
巨大なチョコ産業の陰謀が本日行われようとしています。バレンタインデーと称して日本中のカカオ豆を消費し、世界レベルでのカカオのインフレを起こして、何かとんでもない事を画策しているのでしょうか?
まず、こういった場合、事の起原を考えた方が良いように思われます。
恐らくは2月14日という日は旧正月と近日であることから、何か特別な事物を祝うのかもしれない。と思い色々と調査したところ驚くべき事実が判明したのです。
昭和21年生まれの父親に話を聞いたところ、昭和30年代前半頃までは、お正月を年に2回していたそうなのです。1回目のお正月は勿論1月1日、2回目は旧正月付近の日に執り行っていたそうです。そして、驚くべき事に2回目の正月にはチョコを家族で食べていたそうなのです。こういった事を聞いて、一つの仮説を考えてみました。
実は戦後のGHQの政策として、あまりにも疲弊した日本人の食生活と栄養面での大いなる改善が必要で、急務すべき事でありました。当時の日本国民の血糖値を上げるべく、数々の実験と研究の結果、開発されたのが、今僕たちが食べているチョコレートなのです。率先して研究の舵を取った米国最大手甘味カンパニーのバレンタインコーポレーションは、チョコレート開発の裏話としてこんな事を言ってました。
「戦略的なキャッチコピーが必要だったんだ。ギブミーチョコレートの様にね。」と。
そういったGHQの日本人高血糖値化政策は、何時しか旧正月にチョコレートを家族で食べるという本来の目的から少しづつ乖離し、愛しいあの子へ思いを込めたチョコを贈る、、、というふうに変化していったそうです。近年では囚われないバレンタインデーなども流行している様で、チョコの代わりに、おはぎや白玉ぜんざいといった和風のスイーツを贈るのだそうです。
今、僕たちの住むこの町では、甘味カンパニーに束縛されない反逆的な、甘くないバレンタインというのが流行しつつあるようで、朝食風の肴で一杯やって血糖値を上げつつ本来のバレンタインデーを取り戻そう、という趣旨なのだそうです。
本日はそんな最先端の風習を実験してみました。
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まずは鮮魚コーナーで肴を探す。バレンタインで殺気立つ店員さんに 「店内は撮影禁止ですよ」と叱られこの1枚で撮影断念。 |
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シシャモと芹のお浸しでバレンタインを実行する。 |
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バイオリンの皿に盛る。 |
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ご飯茶碗にお酒を満たし準備完了。 |
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一気に飲み干して、素敵なバレンタインデー。 |
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バイオリンの皿。径32センチ×15センチ。高さ2.5センチ |