今回の展示会はスプーン類を多めに持って行きます。上は小さめの茶箕。 |
生きていることと死せる事の狭間に穿たれた何かを知る事は如何なる言語をもってしても難解な作業なのかもしれません。
父はここ数年体調も優れず持病の過度の突発性痴呆症も悪化する一方でした。本当ならば元気になりました。2桁の足し算引き算も出来るまで病気が回復しましたー。と今日は皆さんに報告したかったのですが、、、、。
本当のことを打ち明けると実は数年前からこのブログの読み手(ブログへのアクセス数)は毎回少しづつ減少しており、父啓介の書いたこのブログの投稿へのアクセス数も最近はめっきりと無くなってしまいました。そのストレスで病状が悪化するかもしれない、くれぐれもブログだけは注意するように、、、、と主治医の先生からも言われておりその矢先の出来事でした。
今になって思えばブログなどやらなければ良かった。父の文章などアップすべきではなかった、、、、と後悔の念でいっぱいです、、、、
松田権六(漆芸作家故人)や今流行の生活工芸などと呼ばれるお洒落な工芸作家(チョット羨ましい)の悪口がもう聞けないと思うと残念でなりません。カーサブルータス「俺のインテリアと食器」特集号をビリビリに破り捨て「こんなの茶番だ!リアルじゃねーべ!非リア野郎!」と会津弁なまりの独特のフロウで怒り狂っていた彼の声はもう聞けないのです、、、、今頃彼の世でLLクールJのアイムバッドを聞きながら大好きな上塗りを沢山している事でしょう、、、
、、、、、、と言うのは全部ウソなのですが、今月末の展示会で売り上げが全く無かった場合過度の貧困からこのような事態に陥る可能性は十分に考えられ、乗り越えなければならない貧困からの脱却という長年の目標を達成するにはたとえ父親であろうとも痴呆の罠に陥れなければならないというタフな現状は展示会当日まで続くのだろうと思われます。
という事で展示会に持って行くであろう品々を今日も紹介したいと思います。