2019年10月24日木曜日

あざっす。おざっす。こんにっちゃす。

酒器いろいろ。



前回、唐突に展示会のお知らせをしました。が、実は今年はもう一つ催事を予定に組んでいて、一昨日その催事用のフライヤーが届きブログのビジュアルが補完されたのでご報告を、、、、と思います。

催事の内容としては44人のグループ展なのですが、ここで注意したいのはこの人数にもなるときっと「AKB」とか「けやき坂」とかそういったアイドル的な(と言っても、この「もけやき坂」はケヤキという漆と相性の良い自然の材料がネーミングに刻み込まれていて実はなにがしかの工芸的なアプローチを示唆しているという事実が読み取れ、このメタファーはアイドルという表層的な象徴とケヤキという工芸的断片がある種の相互関係築きつつも、ある一定の距離感を保ちながらぼんやりと存在し、その曖昧さ故に存在感の不在化という恰も実存主義的な難解な意味を形成し、尚且つ抽象的な、、、、、)というか、文字数がそろそろ稼げてきたので、催事の内容を簡単に説明すると、

1、44人展で規模がめちゃくちゃでかいこと。
2、44人が全員が漆芸作家であること。
3、阪急うめだ、という集客力のある場所でやるということ。

この3つのことを鑑みると絶対にとりこぼせない催事で実は11月5日から、という東京の毎年恒例の展示会と時期的にちょっと被るにもかかわらず今年は二手に分かれず両方を取りに行く、、、という二兎を追うかなり危険な作戦を念頭に制作して来ました。

昨日くらいから「二兎追い作戦」の中枢アイテムとなる「酒の器」が室から出せる状況なので、少し紹介します。





「二兎追い作戦」の中枢中の中枢「二兎追い片口」と「二兎追い杯」。

ネーミングは置いといて木盃も片口もケヤキ制。

ちょっと作成の説明をすると、今年はかなり良い欅材が手に入れることができたので、実は前々から挑戦しては挫折を繰り返してきた欅の手繰りの器を作ってみました。

さすがにに挫折を何回も繰り返すとゴールへの陥穽が自ずと見えてくるようで、足掛け10年近くかけて漸く自分で納得できるレベルのものが作れたような気がします(ちょっと過剰なセールストークになってしまいましたすいません。)

とは言え材料に助けられている部分も沢山あって、この良材だから見れる、、、という感じかもしれません。


ガサっと出してみる、、、、

一昨日送られてきたチラシ。



展示会 漆山脈
9階阪急うめだギャラリー・アートステージ
11月6日~11日まで。6日から9日まで在廊いたします。

という感じです。関西方面の方はどうぞよろしくお願いいたします。