自作の動物。 |
久しぶりのブログの投稿です。
もう、誰も見てないかも的な感じなのですが、展示会に来ていただいた皆様大変ありがとうございました。何とか年を越す事ができそうです。
それと、先週のデッサンウイークの報告です。
というのも↑の動物の玩具を展示会が終わってから集中して制作していました(制作動機については後日改めて) ですが、どうしても何だか思ったように形をまとめる事ができなくて、横河コレクションのウサギ↓をデッサンしにトーハク(東洋館)まで行ってきた、、、、という報告?です。
横河民輔のウサギ↓は、中国唐時代7~8世紀の明器の中でも優れた名品で、動物塑造で困ったらとりあえず描いとけ的な感じの彫刻か、、、と個人的には思っていて以前から時間を見つけて観察がてら描いておかねば、、、と思っていました。
奥からウサギ、イヌ、イノシシの順番に並べられた横川コレクション。 |
ウサギ業界№1か。 |
フォルム超きれい。 |
正面 |
後ろ姿。 |
実際にスケッチして分かった事は意外と細かい作り込みよりも全体感を優先している、ということ。
ほっくらした肉付きや愛らしい印象をリアリティをなげうって表現していて何ならウサギに見えなくたっていいや的な感じで作られているのでした。
おそらくは、、、というか、個人的な妄想なのですが明器(死後の生活に困らない様にと墓に入れるモノ)なので、そういったイメージの方が大切だったのかもしれません。
声高に言いたいのは後ろ姿の何か言いたげな何とも言えない雰囲気が素晴らしく、造形的に死角が無いデッサンの題材には好都合な彫刻でした。
実際に描いてみないとわからない量感だし、もっとゆっくりデッサンできたらいいな、、、と思いました(午後になると東洋館といえどお客さんが増えるのでざわざわして描けない)。