手塚さんと戸枝さんの展示会。
もうずっと怠けて更新していなかったのですが、今日のブログは昨日行ってきた展示会の報告、、、、です。
青梅の戸枝恭子さんと手塚俊明さんの展示会(お二人は以前紹介の朱文苑の方々)、銀座ノーションさんで2月23日~28日までやってます是非。という内容なのですがお二人には大変お世話になっていて、行ってみてくださいね、、、的な感じではとっても終わりに出来ないので、個人的な感想を、、、と思います。
お二人とも基本的な作風として普段使いの器を制作しておられるのですが、手塚さんは無地のもの戸枝さんは漆絵のものを制作していて、故に各々の作品の見どころは違ったフィールドなのですが、美しさという部分においては同じ方向に向かっているように思います。
毎回(といってもなかなかタイミングが合わずお伺いできてないのですが)お二人の作品を見て感じる事は実用性をとても大事にしていらっしゃる、、、ということで、自分の事よりも使い手の事を大事に思う、、、ご本人の人格が反映された器を見ているとここ数か月間の自分の制作物は果たして正しいのだろうか、、、と思ってしまいます。
手塚さん作の器の数々 |
戸枝さんの漆絵。 |
今回の催事で特に目を引いたのは、お二人の合作とおっしゃっていた作品で、優しいフォルムに力強くしなやかな漆絵が描かれた器の数々。今までの作品たちとはちょっと趣が違うように見えました。
変形の酒器。 |
漆絵の汁椀は以前からのアイテムなのですが、今回のはとても良く見えました。 |
竹の茶器。 |
合作の漆絵小皿。 |
上の小皿は「置き目」や「構図」といった漆絵の基本的な概念を気にしないで赴くまま筆を走らせた「絵」だそうで、個人的には凄く良い、、、と思いました。
2月28日まで。
どうぞよろしくお願いいたします。