僕は以前からスプーンの古い物をあつめるのも、つくるのも好きで、俗いう高麗匙の、いろいろな形のものを集めてきました。いろんな形、大きさがあってとても集め甲斐のあるモチーフです。
どういう風に模写してやろうか・・・と。今日は、そんな風に毎日少しずつ作り貯めたものの紹介です。
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高麗時代の匙 |
原形がこれ、高麗時代のもので銅合金でできており、驚異かなりの薄造り。木で模写するには不可能な薄さ。けれど印象として華奢な感じが弱いのは造形的にバランスが良いからでは?と勝手に解釈しております。
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長さ約23センチ 幅4センチ |
こっちが僕の作ったスプーンです。木地では作れない薄さ等、どういった感じで克服出来るか・・・が課題でした。どうでしょうか感じでてますでしょうか?何とか印象が似てくれればと・・・念じながら作ってみました。
なかなか金属のモチーフなので、上手く表現するのが難しい所も多くて、ある程度の所で折り合いをつけながら作ってゆきました。
それにしてもこの形、スプーンにこれだけ端正な洗練された作りを求める時代って、美意識が物凄く高揚しているように感じます。現代の感覚とはかなりの温度差を実感します。
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共に長さ約23センチ |