お昼のおにぎり。粒食文化は工芸の生命線。 |
と、そういう時代が来る前に人生の間に1回か2回か3回か、それは、個人の趣向に基づいた観念的な行動なのでしょうが、幾ばくかの思想の偏りはあるにせよ純手工芸的な手法で作られた生きる為に必要な裏切りのない、、、、、、と、そんな風に言い切れないのが、ものづくりなのです、、、。
数日前よりフェイスブックを始め、身体的に情報量の多さに眼球の裏側の足でいうところのアキレス腱なのでしょうか、、、、アキレスの様に強靭でありたい、、、、などと錯乱する9月9日です。
今日は特にお伝えする出来事もこれといってないので、漆器の寿命が尽きる瞬間を考えてみたいと思います。
漆器は、どこかの球団の様に永久に不滅ではないので、やがて終わりがやって来ます。直し直し使ってゆけば、いつかの巨人軍のように絶対に勝つ、たとえ9回裏の絶対絶命のピンチでも仁志がいる松井がいる、絶対に大丈夫だ。と思っている方がもしいるのならば、それは、大きな陥穽です。直し直し使っても限界があります。
だいたいお椀で20~30年使えれば良いほう、と僕らは考えております。勿論使い方にもよるのですが、相対的にみて物質的な寿命は漆器はわりあい長い方だと考えるのです。
20年以上使ったお椀のだん文 |