蒔絵筆を洗浄する為の竹で作った串。「ウォッシュ竹」 |
軽いオシャレな外見の中身があるか無いは、そんな事知る術もないのですが、そういった宙に浮いた重力の存在すら体臭から消え失せてしまった、どっちかというとアッサリとした人々或いは工芸品がここ数年モテている、、、、、という世界が成り立っている様です。
流行や趣向といった概念は時間の流れの中で大衆性を持ち、自然に肯定的判断として馴染んでいくのだろうと思います。
あっさりしたスタイリッシュな今時の流行を否定すべく、人類に内在する負のエントロピーを根底から破壊しつつ、自分もそうなりたい、そうなって経済的に安定した生活を営みたい、という自己矛盾を批判し乗り越える為に始まった金継ぎ教室、、、、、、。
今日は金継ぎ教室で使う、金や銀粉を蒔き付ける為に粉の下に塗る精製漆の作り方を説明してみようと思います。
金紛を蒔いてゆく作業をするにはそのベースとなる界面をいかにフラットに作るか、、、がポイントとなります。
なのでその界面となる漆の具合でその全てが決まる、、、、と言ってもいいほどです。
まず、精製漆、生漆、油(1,2滴)を混ぜ合わせます。気候や湿度に合わせてその分量が異なります。 |
混ぜ終わったら漆を集めて、 |
樟脳を適量入れます。 |
混ぜます。 |
ザラザラしますが混ぜます。 |
とにかく混ぜます。 |
そうすると、混ざります。 |
このような持ち方で漉し紙を持って、 |
そこへさっきの漆を箆で入れ漉します。 |
漉します。 |
ゆっくりと漉します。 |
出来上がり。 |
これを明後日の金継ぎ教室で使います。 |