2016年6月9日木曜日

複製技術時代の、、、、、

生き残りを賭け版画のモチーフを選び出す。

学校教育というものは、一方的である方が良い、、、、という考え方ははたして間違っているのでしょうか。

クラスに必ず存在する、みんなと同じ事が出来ない子。

それは、甚だ稀有の様に思えなくもないのですが、本当の事は分かりません。

と、いうのもこんな思い出があるからなのです。
体育の授業中のことだったと思います。
レスリングというスポーツには受け身というものは絶対に必要なものです。基本中の基本で、受け身の出来ない選手は強くなるどころか、生命の保証すら危うく軽いケガで済むところが、大ケガをして選手生命をたたれる事すら多々あるのです。
なので、レスリング協会はじめ学校教育では、徹底した受け身の講習を義務づけておりました。

ある日の事です。そんなレスリングの授業中、みんなが受け身の練習をしている時の事でした。

ひとり、勝手に別なことをしている子がおり、みんなとは全く違う動きをするその子に体育教師は顔を真っ赤にして大きな声で怒鳴り散らしたのでした。
それに対し、平然とその子はこう言いました。
「そんなことじゃぁマッスルスパークはおろか筋肉バスターすら習得出来ませんよ、、、。」と、

その後、体育教師と猛特訓をし、その子は悪魔超人やパーフェクト超人をなぎ倒し有名な超人になったそうです、、、、、。
この話でも分かるように、皆と同じ事をしないという事への人類の隠れた願望はある意味大きなリスクを伴うものなのですが、それにもまして見返りも多く、弱者の思考といえるのかもしれません。

明後日に控えたふるさと会津工人祭りに向けて皆が必死に手仕事をする中、弱者という立場を最大限に活かし、敢えて仕事を中断し、ここ数日版画に没頭してみました。
果たしてマッスルスパークは成功するのでしょうか、、、、、。

版画はじめました、、、、、。



アフリカの民芸的置物。呪術用ではないとの事。
日本でいう所の、こけしの様な郷土玩具。

こちらは度々このブログで紹介している狂気溢れるダイアポロン。

この二種類の版画を軸に漆器を織り交ぜてふるさと会津工人祭りを乗り切ろうと思います。

ダイアポロン版画は画面下部の色を以前摺ったものより彩度を上げる事によって、
より違和感が向上し凶暴性がアップしました。
憎きあの子への果たし状等にピッタリ。
アフリカの民芸的置物の版画はその対局で愛しい子への恋文に。
一枚500円也
今回もかなり散漫なブログになってしまいました。ふるさと会津工人祭り、どうぞよろしくお願い致します。