展示会前のブログは今日で最後かと思います。 |
「自分は昭和21年生まれです。家業が漆器製造業であった事から幼い頃から工芸品が身近にあり、何とはなしに工芸品がどういった苦悩のもとに作られるのか、という苦労を目の当たりにして育ってきました。ですから、工芸というものの本質を自分なりに理解しているつもりです。ですが、元来無口な方でそういったことを語る術を知りません。
18歳の頃だったと思います。日本侠客伝という映画をとあるきっかけで見る事になり、その主人公のさり気ないニヒリズムに心を撃たれ、憧れるようになりました。
それからは、そういった任侠映画を率先して見る様になり、少しづつですが饒舌であることに疑問を抱く様になっていきました。そういった映画の中の人々はとても自由に生きている様に思えてなりません。敬仰する眼差しは何時しか喋らない男はカッコイイ、ダンディーだ、、、、、、と自分の中で無口である事が何かの象徴と思う様になっていきました。
その後、酒に手を染めるようになってからは、ますますそれに磨きが掛かり今日ではすっかり寡黙な男となってしまいました。
こうした日々の研鑽の賜物である孤独のブルースはそうそう誰でも貫き通すことはできないし、まして楽しいおしゃべりなんてもってのほか。哀憐は孤独は陶酔の中にしか存在しないのです。」
、、、、、、と父啓介は思っているかどうかは分かりませんが、11月29日からの展示会は父は会津若松で留守番です。息子が売り場に立つ、、、、、、という事になっております。
どうぞよろしくお願いいたします。
こうした日々の研鑽の賜物である孤独のブルースはそうそう誰でも貫き通すことはできないし、まして楽しいおしゃべりなんてもってのほか。哀憐は孤独は陶酔の中にしか存在しないのです。」
、、、、、、と父啓介は思っているかどうかは分かりませんが、11月29日からの展示会は父は会津若松で留守番です。息子が売り場に立つ、、、、、、という事になっております。
どうぞよろしくお願いいたします。