2016年11月17日木曜日

今回の新作。

今回の展示会に持って行く三枚の皿。


とある零細企業の古物商のブログを先日読んでいたところ、ここ最近は零細企業の間で商売が失敗せぬようにと、闇金ウシジマくんなるものの無料配信動画を見て、失敗したらこうなるんだ、、、、、と自分自身に言い聞かせて克己心を植え付けるという荒行が流行っているのだそうです、、、、、、。

その、ウシジマくんというものはもの凄く怖いマンガだそうで、どの位怖いかと言うと「第三の極道」と「恐怖新聞」を足して2で割ったくらい怖いのだそうです、、、、、、。
想像するに恐らく物語のストーリーは、もの凄くアウトローな主人公の家に読むと寿命が100日減ると言われる新聞が毎晩届き、そのストレスのせいで仕事が上手くゆかなくなり借金地獄に陥る、、、、、、という感じ、だと思われます。

そういった現実社会にごく当たり前のように起こり得る出来事と全く存在しそうも無い読むと寿命が減る新聞、、、、という現実と虚構の両立により、物語形成を見事になしえる、という行為をマンガの世界で実践している、、、、、、わけなのですが、この虚構と現実という二枚板は何もマンガの世界の専売特許というわけではないはずです。

この、工芸というものにも恐らく必要な要素かと思われます。

実用と審美性という相容れぬ関係の現象は工芸品の持つ最大の特異性であり、まさに虚構と現実の関係に酷似し、そういった相克する2つの現象が見事に関わりあって「もの」が存在している、、、、のかもしれません。ウシジマくんの構成要素は工芸品にも必要な大事なことなのです。

ということで、今日は11月29日からの展示会に持って行くアイテムの紹介をしたいと思います。





先週出来上がった菓子皿。ぺらっとしている、、、、、、。

梨を切って乗せたはいいのだが大きすぎて何だかアンバランス。本当は使いやすいのですが。

ぺらっとした皿、の裏側。以前からブログに載せている、、、ので改めて紹介するまでもないのですが。

三枚の裏。
今日は、展示会前なので、いつにも増して文が荒れております。

11月29日からの展示会どうぞよろしくお願いいたします。