2016年6月12日日曜日

げっと・ざ・ぐろ~り~

三島町へ急ぐ。

トンネルが多い道程。

工人祭りは朝が早い。

遠く尾瀬沼に源流する只見川、その浸食によって形成された只見川右岸の河岸段丘を基層として大谷川、倉掛沢 の流入によって形成された扇状地の緩斜面は今は大沼郡三島町と呼ばれる地域で、縄文時代からの人々の営みが在り現在もその考古の霊的エネルギーが少なからず何かしらの影響を、その風土に及ぼしている、、、、と思われます。

その全貌は未だに把握しきれておらず、発掘された縄文晩期の遺跡は全体の総面積の7パーセントにすぎない、、、、そうです。

その知られざる三島町の領土の未知の霊的エネルギーを最大限に活かした工人達のデスマッチが昨日今日と行われたのでした。

地元の人々はその闘いをふるさと会津工人祭りと呼んでいるそうなのですが、「祭り」といってもその内容は血みどろの戦いで、笑いの止まらない勝者の工人もいれば、その反対の死相を浮かべ硬直化する工人もおり、それはさながら生死を賭けたグラディアートルなのです。


昨日今日とそのデスマッチに我々相田漆器も参戦したのでした。
あの手この手と考えられる全ての策をねり、数限りない小技を駆使し戦った訳ですが、直裁な表現をすると結局は、ただの工芸品の販売、、、、なので目の前のお客さん達に言語で品物を説明するという行為の積み重ねなのです。
ですから生死は賭けてはいるものの想定される「敵」いうものが存在せず、一体何と戦っているのかわからないといった苦悩を感じながら工人達は、この二日間の「祭り」を堪能したのでした、、、、、。

皆様大変ありがとうございました。


縄文の遺跡を直覚し、突然地面を掘り出す女の子も。
二日間天気に恵まれお客さんも大入。

開店前はこんな感じ。

編組品を買って帰る足取りはどことなく皆さん軽やか。

皆様大変ありがとうございました。